歯周病になりやすい人ってどんな人??
2023年11月9日
皆さん、おはようございます。
昨日11月8日は「いい歯の日」と言う事で、歯科についての特集が組まれてる番組が多くありましたね。
特に歯周病については自覚症状がないまま進行しやすい傾向があり、今や歯周病と全身疾患との繋がりが分かってきているため、特集が多かった様に思います。
と言うことで!
今日は歯周病なりやすい人ってどんな人⁇です。
【歯周病って何?】
歯周病とは歯を支えている骨(歯槽骨)を破壊してしまう病気です。
一度破壊されてしまった骨は自然に戻る事はなく、良くて現状維持、悪くて悪化してしまう、また痛みや腫れといった自覚症状は、進行しないと気づかない傾向にある恐ろしい病気なのです。
歯周病は細菌感染症ですが、歯周病の進行に影響を与える要因はいくつかあります。
【歯周病になりやすい原因は?】
★喫煙者
喫煙の習慣がある人は非喫煙者に比べて2〜8倍歯周病になりやすいと言われています。
これはタバコの成分が全身の血流を悪くする事で免疫力を下げてしまう事が原因とされていますが、喫煙本数が多いほど歯周病が重症化しやすい傾向にあります。
★糖尿病
糖尿病の人は特に歯周病になりやすく悪化しやすいです。
これは創傷治癒(傷口の治りが悪い)が遅いや、免疫系の機能障害で進行しやすいとされています。
★ストレス
神経の緊張状態が免疫系に影響を及ぼすとされています。
★肥満
内臓脂肪から生み出される炎症性の物質によって進行する。
★常用薬
⚫︎免疫抑制剤や副腎皮質ステロイド等の免疫系に関連する薬
⚫︎てんかん薬(ヒダントイン系)、降圧薬(Ca拮抗薬)など歯肉増殖に関連する薬
その他として、身体の回復に欠かせない、栄養不足、休養として睡眠の質、睡眠時間が少ない方等も歯周病に関係してきます。
コロナウィルスの影響で定期的なメンテナンスをお休みしている間に少しずつ進行してしまっていたという方も少なくありません。痛くなってから受診ではなく、症状がなくても定期的に歯科へ受診して歯周病にならない様に、なってしまった方は進行を食い止めて健康であり続けましょう!