口腔細菌と大腸がんとの関係
2024年9月19日
皆さん、こんにちは!
9月も後半なのに連日の猛暑…暦では初秋と言うことで、一昨日は中秋の名月という事でしたが、皆さんはご覧になりましたか?
私は月明かりがとても綺麗だったのでベランダで娘と鑑賞しました!
早く秋らしい季節になって欲しいと願うばかりです。
さて、今日は「口腔細菌と大腸がんとの関係」についてです。
今や口腔細菌が脳血管疾患、心疾患、がんや認知症…様々な病気との関連性が言われていますが、以前、「ピロリ菌と胃がん」の関連性についてお伝えしました。
また大腸がんは日本人男女共に上位にくるほど罹患率が高いがんです。
今は2人に1人ががんに罹患し、3人に1人はがんで亡くなると言われています。
【「フソバクテリウム.ヌクレアタム(F.n菌)と大腸がん」の関係】
F.n菌は口腔の常在細菌の一種で食べ物と一緒に腸へ運ばれていきます。
通常の健康な方の糞便にも数%は居るとされていますが、大腸がんに罹患すると約50%近いF.n菌が発見されるそうです。
それほど、私たちに身近な細菌です。
【大腸がん予防は、ズバリ!フロスを通すこと】
では、そのF.n菌は口腔内のどこに潜んでいるのでしょうか。
それは「歯と歯の間」です!
よく患者様から、フロスを毎日通しているか確認をすると、物がつまった時に通す、フロスは毎日は通さず数日に1回、時間がある時に…と言われる事が多いですが、歯ブラシでは中々取り除けない歯と歯の間に潜んでいるのがF.n菌です。
今は色んなセルフケア商品がありますが、昔から言われ今も変わらないのが、歯磨きで口腔内でキレイにし細菌数を減らすこと。。。
1日1回は必ずフロスを通すようにしましょう!
いかがでしたか?
虫歯や歯周病を防ぐためにもフロッシングは大切ですが、大腸がん予防に繋がるならば通さない理由はありませんよね!
そもそも歯磨きとは、歯ブラシだけじゃなく、タフトブラシやフロス、歯間ブラシといった補助具が必要です!
皆さんも今一度ご自身のセルフケアを見直し、定期的に歯科衛生士によるプロケアを受けましょう!!