続 😃ぽかん口 ~口呼吸のデメリットとは~😃
2021年6月25日
皆さん、こんにちは♪
以前、医院ブログにて、
“ぽかん口”について掲載しましたが、
お子様がいらっしゃる方から…
「ポカン口を改善する方法😃」
「口呼吸を改善するとどんなメリットがあるのか!」
また、
「大人でも何か対策はあるのか?」
とご質問をいただきました!!
…ありがたいご質問です✨✨✨
ありがとうございます!
今回、改めて”ぽかん口”の続きとして、
私が分かる範囲ですが、お伝えできればと思います♪
<ぽかん口の改善方法>
1. 先ず、鼻で呼吸ができるのかどうかを確認します!
口を閉じて鼻を片方ずつ押さえて呼吸できるかどうか。
幼児以上の方は、ティッシュを使って鼻呼吸した時に、
ティッシュがなびくかどうかでも確認できます。
2. 普段の生活の中で、
口腔周囲筋を意識しながら生活をすること!
温かいものを食べる時に行う「ふ〜ふ〜」と吹く動作は、
口唇、頬、舌などの発語器官が強調して働くため、発語の基礎になります。
「ずるずる」と啜ったり、
「すぅ〜」吸う動作は、発語や食事をする土台となり、
「ペロペロ」と舐める動作は、舌の機能を育て、
「ブクブクうがい」は、口唇閉鎖力が、
「ガラガラうがい」は、軟口蓋の働きがよくなります。
「ペッと水を吐き出す」動作は、口唇のコントロールができるようになります。
3. 「あいうべ体操」という、
口を閉じて鼻呼吸を促すためのトレーニングがあります!
このトレーニングは、口腔周囲筋を鍛えます。
あいうべ体操同様に、「パンダのたからもの」と言うものもあります。
大人の方は、この2点を行う良いでしょう!
<口呼吸をすることで改善が考えられる疾患>
・アレルギー疾患(アトピー、喘息、花粉症、鼻炎)
・膠原病(関節リウマチ、エリテマトーデス、筋炎、シェーグレン症候群)
・うつ病、うつ状態(うつ病、パニック障害、全身倦怠感)
・腸疾患(胃炎、大腸炎、便秘)
・歯科口腔(歯周病、ドライマウス、顎関節症、う蝕(虫歯)、歯列不正)
・その他(いびき、尋常性乾癬、高血圧、腎臓病、風邪など)
OTOMINnoYOKUBARI Lesson!参照
当院院長による「喫煙について」の講義
2021年6月17日
皆さん、こんにちは☔️
6月も半ばを過ぎ、梅雨入りしました☔️
今年は、例年よりも数日遅れての梅雨入りになった様ですね。。。
さて、今回のテーマは、
『喫煙』についてです!
先日の診療後、ZOOMを使用し、
当院の院長による「喫煙について」の講義をスタッフが受講いたしました✨
普段は、歯科医師と歯科衛生士のみのZOOM勉強会ですが…
今回は、アシスタントスタッフも参加しての講義となりました✨
昨年からのコロナウィルス感染症で、
心肺機能へのダメージから、禁煙された方も多くいらっしゃるかと思います。
喫煙によって、身体に害や影響がある事は、
多くの皆さんがご存知かとは思いますが、
本日は、歯科的な観点からみた害とは、
一体どのようなものなのかをお伝えしたいと思います。
喫煙は、全身に悪影響を及ぼしますが、
煙草の煙に直接さらされる口の中は…
受けるダメージも大きくなります!!
私達の身体には、多くの血管が走行し、
その中にも太い血管と細い血管があり、歯肉には多くの微小血管が走行しています。
健康な歯肉の色は、明るいピンク色をしていますが、
喫煙者の歯肉は、ニコチンによる血管収縮歯肉の色素が増えるため、
暗くくすんだ色になります💦
また、炎症を自覚するサインとなる歯肉の出血が減少します💦
更に組織の新陳代謝や炎症後の治癒も遅く、
歯周病細菌に抵抗する免疫力も弱まります。
➡つまり、喫煙者の方は痛みや出やすいということです。
そして、
歯を支える歯槽骨は常に作り変えられていますが、これらを担う細胞の機能も低下します。
➡つまり、喫煙者では歯肉だけではなく、
歯槽骨の状態も悪く治りや予後が悪いケース多いのです。
禁煙を始める事によって、
恩恵にあずかることができます😃✨
歯周病では禁煙する事によって環境因子が小さくなり、
弱まっていた細胞の機能が次第に回復していきます✨
禁煙は、いつからでもできます!
喫煙者の方は是非、取り組んで頂けたらと思います✨✨
一部抜粋:月刊 糖尿病ライフ いつまでも健口生活コラム
😃ぽかん口 ~口呼吸のデメリットとは~😃
2021年6月4日
みなさま、こんにちは☀
湿度が高くなるこれからの季節は、
マスク着用で、肌トラブルが起こりやすくなるので、お気をつけ下さいませ!
さて、
今回は、「ぽかん口」についてです。
よくテレビを見てる時に…
口がポカンと開いている。
鼻が詰まってて…
口呼吸になってしまう。
なんて事をよく耳にしますが、
実は、この「ぽかん口」、大人から子供まで幅広い年齢層で多いと言われています。
理由は、口腔周囲筋と機能不全と言われており、
他には、アレルギー等による鼻炎によるものも多いとされています。
【大人の場合】
鼻炎等の鼻の症状がなければ、
あいうべ体操で口腔周囲筋をきたえる!
意識的に口を閉じる様にする事!が大切です。
【子供の場合】
まだまだ成長過程ですので、
鼻疾患等がなければ、意識をする事で改善できると言われています。
先ずは、鼻疾患が疑われる場合は、
耳鼻科を受診し、問題ないことを確認してもらいましょう。
鼻呼吸ができているか確認するには…
【鼻呼吸確認方法】
①手で口を閉じて鼻の所に鏡を当て鏡が曇るか
②テッシュペーパーを、鼻に近づけて呼吸ができていればヒラヒラ揺れます
この状態を少しずつ延ばしていくと、鼻呼吸を意識するようになり、口唇も閉じやすくなります。
ポカン口の何がいけないの?
鼻呼吸には、空気を吸い込んだ時に、
鼻腔の入口にある鼻毛がフィルターとなって異物侵入を防ぎます。
さらに、鼻腔奥の線毛組織が、
埃やウィルスなどの有害なものを絡め取る役割があります。
また、鼻腔粘膜が湿度や温度を調整して肺や気管支への刺激を少なくして、
鼻腔内で外気を無刺激化、無毒化しているのです。
つまり、口で呼吸することは…
これらの働きがなされずに有害物質が入り込み、
・咽頭部が慢性炎症を起こしたり
・皮膚や内臓などの全身に弊害もたらすことがある
…のです。
口呼吸の弊害として、口腔や鼻腔から侵入した病原菌は、
この扁桃組織で体内への侵入を防御していますが、
・病原菌に感染しやすく
・炎症を起こしやすい
…という面もあります。
扁桃の炎症が慢性化すると病原菌の巣となり、
細菌や毒素が血液やリンパの流れとともに全身を巡り、扁桃病巣感染症を引き起こします。
関与している疾患には、
・腎臓疾患や関節リウマチ
・皮膚疾患では掌蹠膿疱症
・アトピー性皮膚炎
これらのことから、
口呼吸にはデメリットが多く、鼻呼吸へと改善する必要があるのです。
みなさまも、どうぞお気をつけくださいませ😊✨
OTOMIN noYOKUBARI Lesson!参照