この体調不良…もしかして鉄不足??
2023年09月22日
皆さん、おはようございます。
まだ日中は暑いですが、皆さんは体調を崩したりしていないでしょうか?
今年の夏も記録づくしの猛暑で、気温も湿度も高いので食欲がない、朝起きられない、やる気がでない、疲れやすい等の症状を訴える方が多かったように感じました。
先日、とあるセミナーで「鉄活」を学ぶ機会がありました。
話を聞いてみると…当に‼︎と当てはまる内容が多く目から鱗でした。私と同じ様な症状の方がいたら…と思い今日のコラムは「鉄活」にすることにしました。
☆Fe-鉄の役割☆
鉄はミネラルの一種で身体を作る、さまざまな機能に関わるの栄養素の一つです。
簡単に説明すると…
⚪︎酸素の運搬:全身イキイキさせてくれる
⚪︎神経伝達物質:安定した精神状態をキープ
⚪︎コラーゲン合成:肌のハリ、ツヤの素
⚪︎エネルギー産生:元気でエネルギッシュ!
また自分の体内では作られない為、食物から摂る必要があります。
私たちは日頃の食事で1日10-15mgの鉄を摂取し、約1mgくらいが体に吸収されるのですが、一方で便や尿、汗、皮膚から排泄される鉄の量は1日1mgです。つまり吸収量と排泄量は等しくバランスが取れています。
しかし、女性の場合で月経がある方は血液を喪失します。これを鉄量に換算する20-60mgと言われおり、ひと月当たりの鉄の吸収量30mgに対して喪失量は60mgとなり、鉄が不足してしまうのです。そうなると貧血が起こりやすくなります。
他にも婦人科系の病気などによって出血が持続したり、成長期、妊娠や授乳による赤ちゃんへの栄養を与える事で栄養不足になり同様に貧血を起こすこともあります。
この事から女性は男性より鉄不足が起こりやすい一生を送ることになるのです。
鉄不足になるとどんな症状が?
⚫︎体の疲れ(だるさ、倦怠感)
⚫︎肩凝り
⚫︎頭痛、頭が重い
⚫︎目の疲れ
⚫︎腰痛
⚫︎くしゃみ、鼻水、鼻詰まり
⚫︎便秘
⚫︎イライラ、不安 等々
鉄をしっかり体に取り込むためには、まずは腸内環境を整える事は必須で、タンパク質とビタミンB、C、クエン酸、ミネラルも合わせて摂る必要があります。
鉄分を多く含む食品と食べ方
⚪︎赤みの肉
⚪︎レバー(鶏、豚)
⚪︎しじみ
⚪︎アサリ
⚪︎かつお
⚫︎卵黄(生)
⚫︎油あげ
⚫︎小松菜
⚫︎ほうれん草
⚫︎ひじき
※ ⚫︎はお茶に含まれるタンニンとの相性が悪いため一緒には摂らない様にしましょう。
但し、鉄も過剰に摂りすぎてしまうと、かえって体に毒となるのでサプリメントや鉄剤を使用する際は、かかりつけの先生に相談して、上手に鉄活していきましょう!