お口ポカン
2023年09月24日
お口ポカン(口唇閉鎖不全症)
皆さんおはようございます♪
少しずつ秋を感じる季節となってきましたね。
先日、メンテナンスでいらっしゃった患者さんのお子様が、テレビを見たり遊んでいる時、気づいたらお口が開いている事が多く、口臭もすると訴えがありました。
これは日本人の子供の3割の子が抱える、お口ポカンの可能性があると話をしました。
お口ポカンだった場合、どうしてなるのか、どんなデメリットがあるのか。。。
今日はお口ポカンについてお話ししたいと思います。
お口ポカンになってしまうのは、なぜ?
1 鼻咽頭疾患
慢性鼻炎やアレルギーにより鼻で呼吸できないために起こる。
鼻呼吸できる様に耳鼻咽喉科へ受診する。
2 不正咬合
前歯が前突(出っ歯)になっていると、口唇が閉じづらく口が開いてしまう。
習慣的にお口ポカンになっているので、この場合は矯正治療も視野に入れながら、歯科でMFT(口腔筋機能療法)を行う。
3 口腔周囲筋が弱い
いつも口腔が開いていると口輪筋の力が弱く、お口ぽかんに。。。
先ずは気づいたらお口を閉じ様に促す、意識する。
歯科へ受診し、MFTを行う。
お口ポカンだと、何でいけないのか?
⚫︎口呼吸になりウィルス感染しやすくなる。
⚫︎歯並び、姿勢が悪くなる。
⚫︎しっかり噛めない、滑舌が悪い。
⚫︎口が渇くことにより、口臭や虫歯になりやすくなる。
【幼児期の子必見!お家でできる お口ポカン対策】
☆足をつけて食事をする
足をブラブラしない様にする事で、しっかり噛める。
☆吹く遊びを取り入れる
吹き戻し、シャボン玉、風船など、吹く事で口輪筋が鍛えられる。
日常の生活の中で、また遊びでお口ポカンを防ぐことができますので、大人がお子様の様子を見て、お口が開いていたら是非、取り入れてみて下さいね!