2026年 歯科からできること
2026年1月8日
新年明けましておめでとう御座います。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
今日は新年始めと言うことで…今、国が困っている医療問題について、歯科から何ができるかお話ししたいと思います。
日本は今、超高齢社会を迎え、医療費の増大という大きな課題を抱えています。
高齢者人口の増加により、生活習慣病や要介護者が増え、「病気になってから治す医療」だけでは、国の医療制度を支えきれない状況になっています。
その中で、歯科医療が果たす役割はこれまで以上に重要になっています。
今や歯科は単に虫歯や歯周病を治療するだけの場ではなくなっています。
口腔の健康は、全身の健康と密接に関係しています。歯周病は糖尿病や心疾患、脳血管疾患と深く関わり、口腔機能の低下は低栄養や誤嚥性肺炎、さらには要介護状態の原因にもなります。つまり、歯科は「予防医療の最前線」に立つ存在と言っても過言ではないと言うことです。
しかし、残念ながらまだ歯医者は「痛くなったら行く場所」という意識を持っている方がいらっしゃいます。ここに、歯科から発信すべき大きなメッセージがあります。
それは、「歯科は病気を防ぐ場所である」という考え方です。
定期的な歯科健診や口腔ケアによって、歯を守るだけでなく、全身の病気や重症化を防ぐことができます。これは結果として、医療費や介護費の抑制に繋がります。
これはある程度、歳を重ねてから!ではなく、若い頃から口腔ケアの習慣を身につけることは、将来の健康寿命を延ばす投資と言えます。
歯を失わず、しっかり噛んで食べられることは、高齢期の生活の質を大きく左右します。
国が医療の持続可能性に悩む今こそ、歯科では「治療」だけでなく、「予防」「健康教育」「医科歯科連携」の重要性を社会に伝えていく必要があり、患者さん自身の健康を守るだけでなく、日本の医療を支える力になるのです。
昨年から年齢での区切りはありますが、成人期にて本格的に国民皆歯科検診が「努力義務」ではありますが、開始しました。
近い将来、全国民が国民皆検診が行われる様になれば!と思いますが、先ずは健康診断と同様に最低でも1年に一度は歯科へ受診する人が増えてくれたらと思います。






