当院院長による「喫煙について」の講義
2021年06月17日
皆さん、こんにちは☔️
6月も半ばを過ぎ、梅雨入りしました☔️
今年は、例年よりも数日遅れての梅雨入りになった様ですね。。。
さて、今回のテーマは、
『喫煙』についてです!
先日の診療後、ZOOMを使用し、
当院の院長による「喫煙について」の講義をスタッフが受講いたしました✨
普段は、歯科医師と歯科衛生士のみのZOOM勉強会ですが…
今回は、アシスタントスタッフも参加しての講義となりました✨
昨年からのコロナウィルス感染症で、
心肺機能へのダメージから、禁煙された方も多くいらっしゃるかと思います。
喫煙によって、身体に害や影響がある事は、
多くの皆さんがご存知かとは思いますが、
本日は、歯科的な観点からみた害とは、
一体どのようなものなのかをお伝えしたいと思います。
喫煙は、全身に悪影響を及ぼしますが、
煙草の煙に直接さらされる口の中は…
受けるダメージも大きくなります!!
私達の身体には、多くの血管が走行し、
その中にも太い血管と細い血管があり、歯肉には多くの微小血管が走行しています。
健康な歯肉の色は、明るいピンク色をしていますが、
喫煙者の歯肉は、ニコチンによる血管収縮歯肉の色素が増えるため、
暗くくすんだ色になります💦
また、炎症を自覚するサインとなる歯肉の出血が減少します💦
更に組織の新陳代謝や炎症後の治癒も遅く、
歯周病細菌に抵抗する免疫力も弱まります。
➡つまり、喫煙者の方は痛みや出やすいということです。
そして、
歯を支える歯槽骨は常に作り変えられていますが、これらを担う細胞の機能も低下します。
➡つまり、喫煙者では歯肉だけではなく、
歯槽骨の状態も悪く治りや予後が悪いケース多いのです。
禁煙を始める事によって、
恩恵にあずかることができます😃✨
歯周病では禁煙する事によって環境因子が小さくなり、
弱まっていた細胞の機能が次第に回復していきます✨
禁煙は、いつからでもできます!
喫煙者の方は是非、取り組んで頂けたらと思います✨✨
一部抜粋:月刊 糖尿病ライフ いつまでも健口生活コラム