100年時代を生き抜くために歯科からできること
2024年05月28日
100年時代を生き抜くために歯科からできること
〜口腔機能低下症〜
皆さん、おはようございます。
今日は生憎の雨ですね!夕方から夜にかけて雨足が強くなるみたいなので、気をつけてお出かけくださいね。
突然ですが…
皆さんは歯科と言うと、どんなイメージを持っていますか?
歯科と言えば虫歯、歯周病治療、矯正、ホワイトニング…いずれも「歯」に纏わるものです。
でも「予防」と言う言葉が出てきてからは、「治療」する人が減り「予防」する人が増え、80歳で歯が20本残っていれば良いという「8020運動」も今や半数以上は残っていると言われています。
今の日本は長寿国!平均寿命が右肩上がりです。
元気で歳を重ねられれば、それに越した事はありませんが、実際には介護年数が上がっています。
残念ながら男性は晩年9年、女性は12年は自立した生活を送れない=介助や介護が必要だと言われています。
具体的に言うと男性72歳、女性75才です。
だからこそ!
100年時代をどう乗り越えていくか!
今からやるべきことは何か!をお伝えできたらと思います。
【歯があれば食事は摂れる?】
皆さんはどう思いますか⁇
私は歯科衛生士ですが、恥ずかしながら数年前まで「歯があれば一生食べられる」と思っていました。
答えは✖️
歯があってもダメです。
噛んだ食物を「飲み込む」為には、
① 咀嚼(咀嚼)
食物を目や箸等で認知し、口の中に入れ「咀嚼(そしゃく)」をします。食べ物をこぼさない様に、口唇周囲の「口輪筋」で唇を閉じています。
口輪筋の力がないと、噛んだ食物をこぼしてしまいます。
② 舌圧
次に噛み砕いた食べ物を飲み込む為には、「舌」で食物を一塊にし、上顎に押し付け喉へ送る動きをします。
舌の動きが悪いと、いつまで経ってもお口の中で食物が残って飲み込めないのです。
③ 嚥下(嚥下)
最後ごっくんと食物を飲み込むには「嚥下(えんげ)」をします。
喉の周囲の動きがスムーズにできないと気管に入ったり、誤嚥性肺炎を招いたりしてしまいます。
この一連の動作をスムーズに行う為には、筋トレと同様に「口腔周囲筋」を鍛える必要があるんです。
私たちは毎日、このような当たり前の動作を行っていますが、当たり前にできなくなった時…食事は疎か会話も儘ならなくなります。
最近、ムセやすくなったな…
口の中が渇くな…
食べ物が飲み込みにくくなったな…という方は口腔機能が落ちてきているサインです!
それらを防ぐために!!
「口腔機能低下症検査」があります!
検査はかんたん!痛みを伴うこともありませんし、この検査は保険適応されていますので、3割負担の方でも1500円程度で行うことができます。
シノハラ歯科では、最後まで自分のお口から食事を摂る!ことを目標に歯の治療だけでなく、口腔機能低下症の検査を積極的に行っております。
100年時代をどう生きていくか!を考え、是非、検査を受けに、受けてみて下さい!
検査結果はもちろん、対策、トレーニング法をお伝えします!