腸内環境 〜食物繊維〜
2023年9月3日
皆さん、こんにちは。
9月に入り、朝晩はいくらか涼しく感じる様になりましたね。
今年の夏は連日の猛暑でしたので、今月に入り体調崩してる方の連絡が多くなってるように感じます。
皆様、体調管理にはくれぐれもお気をつけてくださいね。
今日は前々回のビタミンMのブログで出てきた腸内環境についてです。
皆さんもご存知かと思いますが、腸には「腸内フローラ」と呼ばれる大腸菌の集まり(これがお花畑の様なので大腸フローラと言います。)があります。
この腸内細菌は1000種類100兆個、重さにして約1.5キロ分あり、その菌の働きで私たちの体の中で消化→吸収をしてくれています。
それ以外にも、腸内(小腸)は鼻や口から入った細菌やウィルスは小腸まで届くため、免疫細胞が病気にならない様にから体を守ってくれたり、腸内細菌が栄養素を吸収する過程で、タンパク質から幸せホルモンで有名な「セロトニン」に変えるビタミンや葉酸で幸せホルモンの材料をつくってくれるのです。
この働きを上手くできているかの判断は便通や便の色、形、臭いで肌の調子等、体の色々な所に反映されていきます。
では、この腸内細菌が喜ぶ様な栄養素とは?
それは、食物繊維です。
食物繊維には水に溶けにくい不溶性の食物繊維と、溶けやすい水溶性の食物繊維があります。
不溶性食物繊維は腸内の病原菌など、悪いものを外に排出してくれます。
【不溶性食物繊維】
玄米、大豆、きのこ、芋、キャベツ 等
水溶性食物繊維は腸の滑りを良くして排出しやすくします。
【水溶性食物繊維】
らっきょう、大麦、りんご、わかめ、なめこ 等
また納豆、ごぼう、キュウイは不溶性、水溶性食物繊維の両方を併せ持つ食物繊維と言われており、意識的に摂ることで大腸の働きをよくしてくれるのです。
まだまだ腸内細菌を良くする発酵品や乳酸菌等々ありますが、今日は食物繊維と腸内環境を知って頂きたく、食物繊維に特化しました。
これから過ごしやすい季節になっていきますが、季節の変わり目の体調管理に対応できる様に、今から食生活を見直して行けたらと思います🎵
夏バテ防止食材〜ビタミンB 1〜
2023年9月1日
皆さん、おはようございます。
今日から9月ですね。。。
新学期スタートを迎えている方も多くいらっしゃるかと思います。
今年の夏も記録的な暑さで体調が良くなかったなんて話をよく耳にしておりましたが、皆さんはお変わりありませんでしょうか?
夏場はどうしても暑さから、食欲不振に陥ってしまいがちなので、意識的に食事をしていきたいものです。
特に夏に不足しがちな栄養素としてビタミンB1、ビタミンC、タンパク質と言われています。
今日はそのビタミンB 1についてです。
ビタミンB1は疲労回復に欠かせない栄養素で食事から摂取した糖質を体内でエネルギーに変えたり、疲労を分解してする働きがあります。
ビタミンB1は体の中に蓄えておくことができず、汗と共に排出されやすいため発汗量が多い夏場はどうしても不足しがちになってしまいます。
【ビタミンB1を多く含む食材】
⚫︎豚肉(特にヒレやモモ)
⚫︎うなぎ
⚫︎卵
⚫︎玄米
⚫︎アボカド 等
土用の丑の日に、うなぎを食べるのは納得ですね🎵
皆さん、元気に残暑を乗り切りましょう♪
ビタミンMって知ってる
2023年8月24日
皆さん、おはようございます。
今日も暑くなりそうですね。
今日はビタミンMについてです。
ビタミンMとは?
それは、葉酸です。
葉酸は水溶性のビタミンB群の仲間で「造血のビタミン」と言われてます。
葉酸には貧血を予防したり、細胞の修復や正常な血液を作ったり、妊娠期の赤ちゃんの体の脳や神経、心臓などの重要な部分が形成されたり、私たち人間の体のに必要な栄養素です。
基本的にバランスの良い食事をしていれば「欠乏」する事は少ないと言われてますが、アルコールの多飲で葉酸の不足が引き起こされたり、 偏食や成長期、妊娠期から授乳期には意識して摂る必要があるとされています。
また葉酸は鉄やナイアシン(ビタミンの仲間)と共に幸せホルモンが作られます。
これは、また後日のブログに載せますが、腸内環境との関係があります。
【葉酸に秘められた7つの効果】
赤ちゃんの成長促進
美肌効果
発毛促進、抜け毛や白髪の予防
疲労回復
認知症の予防
うつ病の予防や改善
循環器疾患や動脈効果の予防
葉酸を多く含む食材として。
レバー、枝豆、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリーと言った色黄色野菜、いちごに含まれます。
葉酸は身体の中に溜めておく事ができないため、常に食事や場合によってはサプリで補うしかありません。
今年の様な猛暑が続くと冷たい物を取り過ぎてしまったり、食生活が乱れ体調不良を招いてしまうので、3食しっかり食べて残暑を乗り切りましょう‼︎
バクテリアセラピーって知ってる? ~Lロイテリ菌~
2023年8月10日
皆さん、おはようございます。
今朝は眩しいくらいのお日様ですが、明日から台風の影響で雨の日が続く様ですね。
お盆休みで帰省する方もいらっしゃるかと思いますが、その際は気をつけてお出かけ下さいね♪
今日は当院でも販売しておりますバクテリアセラピー、Lロイテリ菌についてです。
まず、バクテリアセラピーとは!?
ヨーロッパで新しく誕生した予防医学で優れた善玉菌(良い菌)を摂取する事により体の中にいる菌のバランスを変え、体質を変えていく細菌療法のことを言います。
当院ではこの、バクテリアセラピーのLロイテリ菌を使いお口の中の菌をコントロールをするツールとして取り扱いしています。
Lロイテリ菌とは❓
人の母乳、口腔由来の乳酸菌で、天然の抗生物質を生み出し、ヒト免疫システムの調整をしながら、さまざまな病気の予防や治療に働きかけてくれます。
ロイテリ菌はやタブレットやヨーグルト等で、摂取する事ができます。
では、Lロイテリ菌がお口から入るとどんな良い事が??
⭐︎口腔⭐︎
歯周病菌や虫歯菌を減らし予防効果を高める。また口臭や口腔内のベタベタした不快感を減らしてくれます。
⭐︎胃⭐︎
胃ガンの原因とされているピロリ菌の発育を抑制します。
⭐︎小腸⭐︎
免疫力細胞を活性化して病気にかかりにくい体作り、アトピー性皮膚炎や花粉症等のアレルギーを軽減します。
⭐︎大腸⭐︎
便秘や下痢の方の便通を整えます。
お口は第一の消化器と言われてます。
消化管の入り口である、お口の菌のバランスを整えると全身にも良い事が分かりますよね🎵
こんなお悩みはないですか?
⚫︎口の中のベタつき
⚫︎歯肉からの出血
⚫︎歯肉が腫れやすい
⚫︎歯が動く
⚫︎虫歯になりやすい
⚫︎口臭が気になる
⚫︎風邪を引きやすい
⚫︎便秘や下痢が続いている
それは体の中の菌のバランスが崩れているかもしれません。
口内菌の管理をLロイテリ菌で体質の改善をはじめませんか?
ご興味のある方は先生、歯科衛生士にご相談下さい♪
※参考資料バイオガイアジャパン株式会社
バクテリアセラピー資料より
口内炎
2023年8月6日
皆さん、おはようございます。
8月に入り暑さが更に厳しくなりました。
皆さん、体調崩されたりしてませんでしょうか?
よく季節の変わり目や疲れが溜まっていたりすると口内炎の症状を訴える方を目にします。
今年のように特に暑い日が続くと体力も消耗し、汗と一緒にビタミンも排出されてしまうので口内炎ができやすくなりますので、注意が必要です。
では、そもそも口内炎ってどうしてできるのでしょうか?
〜代謝の低下〜
⚫︎疲労
⚫︎栄養不足
⚫︎ストレス
〜傷をつけてしまう〜
⚫︎誤って頬や舌を噛んでしまう
⚫︎硬い食べ物
⚫︎強すぎるブラッシング
何れが原因で傷や潰瘍面ができてしまい、そこに細菌が繁殖して痛みを伴う口内炎となります。
生活習慣や食生活の見直しと合わせて、お口の中の細菌数を減らすこと!が必要です。
また口内炎は2週間ほどで治るのが一般的ですが、それ以上の期間が経っても治らない場合は口内炎ではない可能性も…一度、受診する様にしましょう。
水分補給のタイミング
2023年7月27日
皆さん、おはようございます。
漸く梅雨明けして、夏本番ですね!!
今年も猛暑だと言われてますが、暑いと水分補給をしますよね。でも『喉が渇くから飲む』では遅い時されています。
では、一体いつ、どんな飲み物を、どれくらい飲んだら良いのか?をお伝えします🎵
まず、1日に必要な水分量ですが、体重1kgなにつき約35mlの水が必要とされています。
なので体重50kgで1.7リットル、60kgで2.1リットル、70kgで2.4リットル、80kg2.8リットルと言われています。
では、意識して水分摂取をしてほしいのは…
⚫️起床時
⚫️食事中
⚫️運動前後と最中
⚫️入浴前後
⚫️就寝前 です。
コップ一杯(150cc〜250cc)程度を飲む様にしましょう。
その他でも、こまめに水分摂取をする必要があります。
一度に大量の水分摂取をしてしまうと低ナトリウム血症になるためコップ一杯位の量としましょう。
では、どんな飲料水がいいのか?
汗と共にミネラルやビタミンが一緒に出てしまうので、経口補水液やミネラルが豊富な麦茶が有用とされています。
またスポーツ飲料水や体液と同じ位のアイソトニック飲料は運動中は良いですが、糖質が入っているので飲み過ぎたり、虫歯になるリスクがあるので、飲んだらゆすぐ、水を飲む等をして、お口の中を洗いましょう。
7月も残りわずかと数日…暑さに負けず夏を楽しみましょう♪
食後の歯ブラシ、時間を空けないといけないの?
2023年7月20日
食後の歯ブラシ、時間を空けないと磨いてはいけないの?
皆さん、おはようございます。
連日暑い日が続いてますが、いかがお過ごしでしょうか?
梅雨明けがまたされていない中の猛暑は体に堪えますね。
今日は患者様からよく聞かれる食後直ぐの歯磨きについてです。
少し前まで、食後直ぐの歯磨きは酸性に傾いている中で歯磨きで歯を擦る=削ってしまう、ダメージ。と言う事で食後30分ぐらい経過してから磨きましょう。と私達も指導していましたが、現代における歯磨きは食後直ぐで問題はなく、寧ろ食後直ぐの方が口の中の食物の残りを直ぐ取り除く事により、虫歯菌が作り出す虫歯の原因とされる不溶性グルカンを作りにくする、また過食を防ぐ効果もあります。
但し、磨く前に1つだけ気をつけて欲しい事が…それは、水でお口をゆすいでから磨く様に!
理由として当医院のInstagramにもあります『酸っぱいものでも歯が溶ける?』をご覧頂けたらと思いますが、特に夏場はビールや炭酸水といった飲料水を飲む機会、回数が多くなってしまいます。決して甘くなくても!!酸で歯が溶けしまうので、気をつけましょう。
今は100年時代と言われてます。
生涯、自分の歯で食事が食べられる為には、日々の積み重ねが大切です。
食後、お口をゆすいでから歯磨きをする。を心がけてましょう♪
ビタミンD不足 〜意識した事ありますか〜
2023年7月14日
皆さん、おはようございます。
連日暑い日が続いておりますが、体調崩したりしていないでしょうか?
今日は骨のビタミンと言われるビタミンDです。
東京都内で検診を受けた方で98%の方がビタミンD不足の該当したと言うニュースがありました。
特に若い人に多く見られたとの事…。
ビタミンDは『健康な骨の維持や歯の成長促進に欠かせないビタミン』として、小腸でカルシウムとリンを吸収して血液中のカルシウム濃度を保っています。
ビタミンDは日光に当たる事でも作られると言われていますが、今時期は特に日差しが強い為、日傘やラッシュガード等での対策は必要ですが、必要以上の日焼け対策やビタミンDを含む食材の摂取量が少ないと成長期の子供では、くる病(骨が柔らかくなる病気)や骨粗鬆症のリスクを高めてしまうだけでなく、筋力の衰えの原因にもなるので、意識的に食材からの摂取と日光に当たる様に心がけましょう。
但しビタミンDは脂溶性のビタミンで一気に摂取してしまうと、体内に蓄積され腎機能等に支障がでてしまうので毎日少しずつ摂る様にしましょう。
【ビタミンDを多く含む食材】
⚫︎魚類(いわし、鮭、さんま、カレイ、ぶり、しらす干し等)
⚫︎きのこ類(干しいたけ、きくらげ)
⚫︎卵、チーズ、さつま揚げ
また、ビタミンDはカルシウムと一緒に摂取する事で吸収が良くなり、尿中のカルシウムの排泄を抑える効果があるので、カルシウムを多く含む豆腐や牛乳等と一緒に摂ると良いでしょう!
いかがでしたか⁇
暑くて食事量が減ってしまう方や、あまり自炊されないと言う方は意識的に食材を選んで食事するようにしましょう!
熱中症〜初夏〜
2023年7月2日
熱中症 〜初夏〜
皆さん、おはようございます。
梅雨シーズン到来…湿度が高くムシムシしますね。
まだ気温はそこまで高くはないもののこの時期気をつけなければならないのが、熱中症です。
暑さに慣れてない時期は体温調節がうまく出来ず熱中症になりやすくなります。
軽めの運動で汗をかく、暑さに慣れる準備を始めましょう。
また、暑くなると食欲が落ち体調を壊したり、栄養不足から怪我をしやすくなるので、充分な栄養、運動、休養はしっかり摂る必要があります。
もし食が進まないときは、スープやスムージー等で補いましょう。
☆熱中症対策について☆
●喉が渇く前に水分補給を●
身体の60%は水分です。汗をかく⇔水分補給のバランスが大切です。また体内の水分量が減れば唾液も少なくなり、バイ菌が停滞しやすくなります。
●水やお茶だけでなく電解質の補給を●
汗と一緒にナトリウムやミネラルも一緒に出てしまいます。
意識的に麦茶や電解水を摂りましょう。
●エアコンや扇風機を上手に使う●
室内だし換気をしてるから大丈夫!といっても安心できません。
知らず知らずに熱中症になることもあるのでエアコンは28度設定にするなど適度な室温にしておきましょう。
●暑い時は無理をしない●
体調が悪いと感じたら無理はしないこと。また、我慢せずに休養するようにしましょう。
●涼しい服装を●
暑い日は意識的に風通しの良い服装を心がけましょう。
日焼け対策でアームカバーや上着を着用してすることもあるかと思いますが、適宜脱いだりして対策しましょう。
●汗をかく習慣をつけること●
人には暑熱順化と言って暑さに少しずつ慣れていく機能がありますが、急に暑くなったりすると身体はついていかずに体調不良になることも…日頃のから運動をして適度な汗をかく習慣をつけて温度調節できる身体作りをしましょう。
アルコールと歯周病の関係
2023年6月22日
皆さん、おはようございます。
この週末は久しぶりの晴天に恵まれましたね!
それと同時に30℃を超える暑さで、一気に暑さがやってきました。
こんな時は冷たいビールが美味しい!!
ビールに限らずお酒は昔から百薬の長と言いますが、くれぐれも飲みすぎないように気をつけて下さいね。
そこで今日は「アルコールと歯周病の関係」です。
ん⁇アルコールは歯周病と関係があるの?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、実は関係があるんです。
お酒の歯周病リスクは顔が赤くなるかならないかで決まっているそうで、
お酒に対する強さは遺伝的に決まっています!!
それはお酒を飲むと肝臓でアルコール分解酵素であるアセトアルデヒドと言う有害な酵素を分解するのですが、その分解速度が早いとお酒を飲んでも顔は赤くならず、歯周病のリスクが低いをされています。
一方、お酒を飲んで顔が赤くなる方は有害なアセトアルデヒドの分解が遅いため、歯周組織が障害を受け歯周病のリスクが上がるとされれいます。
日本人は、この酵素は3タイプに分けられます。
お酒に強い活性型:56%
顔が赤くなる不活性型:40%
お酒を受け付けない失活型:4%
結論!!具体的に言うと、お酒を飲んで赤くなる人は、赤くならない人に比べて
4.28倍も歯周病のリスクが高くなる!…ビックリですよね。。。
ちなみに二日酔いの場合は、アセトアルデヒドがまだ血中に残っている影響と言われているので、普段からお酒に強い!と言う方も安心はできませんね。
いかがでしたか?
これからの季節、暑くなると飲酒量や回数が増えると言う方は上手に付き合いながら楽しみましょう!