膿栓って知ってる!?
2026年08月15日
「膿栓」って知ってる!?
皆さん、おはようございます!
残暑お見舞い申し上げます。
突然ですが、「喉の奥から白い塊が出てきた」「口臭の原因かもしれない」と気になったことはありませんか?
その白や黄色っぽい小さな塊は、「膿栓(のうせん)」と呼ばれるものかもしれません。
膿栓は珍しいものではなく、多くの方に見られるものですが、強い臭いを発するため口臭の原因になることがあります。
今回は、膿栓ができる原因や予防法、歯科医院でできる口臭対策について解説します。
【膿栓とは?】
膿栓とは、喉の奥にある「扁桃(へんとう)」のくぼみ(陰窩:いんか)にたまる白色または黄色の小さな塊です。
膿栓の正体は、
- 細菌
- 食べかす
- 剥がれ落ちた粘膜細胞
- 白血球
- 唾液中の成分
などが混ざり合って固まったものです。
潰すと硫黄のような強い臭いがすることが多く、口臭の原因の一つになります。
【膿栓はなぜできるの?】
① 扁桃のくぼみに汚れがたまりやすい
扁桃には細かな穴(陰窩)があり、ここに細菌や食べ物の残りが入り込むことで膿栓ができます。
もともと陰窩が深い方は、膿栓ができやすい傾向があります。
② 口の中の細菌が多い
歯垢(プラーク)や舌の汚れが多いと細菌が増殖しやすくなり、膿栓ができやすい環境になります。
歯周病やむし歯がある方は、さらに細菌数が増えるため注意が必要です。
③ 口が乾燥している
唾液には細菌を洗い流す働きがあります。
- 水分不足
- 口呼吸
- 加齢
- ストレス
- 薬の副作用
などで唾液が減ると、細菌が増えやすくなります。
④ 慢性的なのどの炎症
風邪を繰り返したり、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで喉に炎症が続くと、膿栓ができやすくなることがあります。
【膿栓ができないための対策】
完全に防ぐことは難しいですが、以下の習慣でできにくくすることが期待できます。
⚪︎毎日の丁寧な歯磨き
歯ブラシだけでなく、
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
- ポイントブラシ
も併用し、口腔内の細菌を減らしましょう。
⚪︎舌のお手入れ
舌の表面につく「舌苔(ぜったい)」も口臭や細菌の温床になります。
専用の舌ブラシでやさしく清掃しましょう。
※強くこすると舌を傷つけるため注意が必要です。
⚪︎よく噛んで唾液を増やす
唾液は天然の洗浄液です。
- よく噛んで食べる
- 水分補給をする
- キシリトールガムを噛む
などで唾液の分泌を促しましょう。
⚪︎鼻呼吸を意識する
口呼吸は口の中を乾燥させ、細菌を増やします。
鼻づまりが続く場合は耳鼻咽喉科への相談もおすすめです。
⚪︎定期的な歯科クリーニング
歯石や歯垢を除去し、口腔内の細菌を減らすことは、膿栓や口臭予防にもつながります。
【膿栓と口臭の関係】
膿栓は「揮発性硫黄化合物(VSC)」と呼ばれる臭い成分を発生させるため、強い口臭の原因になることがあります。
ただし、口臭の原因は膿栓だけではありません。
実際には、
- 歯周病
- むし歯
- 舌苔
- お口の乾燥
などが関係しているケースも多くあります。
【自分で無理に取るのは危険?】
綿棒などで無理に押し出そうとすると、
- 扁桃を傷つける
- 出血する
- 細菌感染を起こす
可能性があります。
頻繁に膿栓ができる、喉の痛みや発熱を伴う場合は、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
歯科医院でできる口臭対策
歯科医院では、
- むし歯・歯周病のチェック
- プロによるクリーニング
- ブラッシング指導
- 舌の清掃方法のアドバイス
- 口臭の原因の確認
などを行い、お口の環境を整えるサポートをしています。
「最近口臭が気になる」「膿栓がよくできる」という方は、一度お口全体をチェックしてみることをおすすめします。
いかがでしたか?
膿栓は、細菌や食べかすなどが扁桃のくぼみにたまってできる塊で、口臭の原因になることがあります。
毎日のセルフケアや定期的な歯科クリーニングで口腔内を清潔に保つことが、膿栓や口臭の予防につながります。
口臭にはさまざまな原因があるため、気になる症状が続く場合は自己判断せず、歯科医院や必要に応じて耳鼻咽喉科で相談しましょう。






