健康寿命を延ばすために
—冬の歯の不調とその改善策をー
皆さん、おはようございます!
今年も残すところ1カ月となりました。
現代の「100年時代」を迎え、長い人生をより健康に、より豊かに過ごすためには、身体のあらゆる部分に気を配ることが大切で、その中でも、意外と見落とされがちな「歯の健康」。
実は健康寿命を延ばすために欠かせない要素の一つと言われています。
歯の健康は全身の健康にとても大きく関わっていることが明らかになっています。そして、冬の時期に特に注意すべき歯の不調やトラブルについても知っておくと、より良いケアが可能になります。
【歯科2代疾患:虫歯と歯周病】
虫歯は歯の表面にできた亀裂や小さな穴が進行していき、詰めたり、神経を取って被せたり…最終的には歯を失う原因となることがあります。初期段階では痛みがほとんどないため、気づかずに放置してしまうことが多いです。
また歯周病は歯茎の炎症(歯肉炎)から始まり、進行すると歯を支える骨を溶かす恐ろしい病気です。
こちらも初期段階では症状が軽く、症状が出た時には、かなり進行していることが多いです。
一度失った骨は自然には戻らないので定期的な検診での早期発見が重要です。歯周病が進行すると、歯がぐらつき、最終的には抜けてしまうこともあります。さらに、歯周病が全身に影響を与えることが最近の研究で分かっています。
例えば、歯周病が進行すると、心疾患や糖尿病のリスクが高まることがあるため、予防が非常に大切です。
【冬に起こりやすい歯の不調】
冬の寒さや乾燥は、歯に様々な影響を与えることがあります。特に、次のような歯の不調が起こりやすいので注意が必要です。
⚫︎歯の痛みや知覚過敏
冬の寒さで冷たい空気に触れることで、歯がしみるような痛みを感じることがあります。これは、知覚過敏と呼ばれる症状で、歯のエナメル質が薄くなったり、歯茎が下がったりすることで、歯の神経が外部刺激に敏感になってしまうことが原因です。冬は暖房や乾燥も影響し、これらの症状が悪化することがあります。
⚫︎乾燥による口内トラブル
冬は乾燥しやすく、室内の暖房も影響して口の中が乾燥しやすくなります。唾液の分泌が減少すると、口内の衛生状態が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、口内乾燥は、口臭を引き起こす原因にもなります。
⚫︎歯ぎしりや食いしばり
冬は寒さやストレスによって、無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりをしてしまうことがあります。これが続くと、歯が摩耗したり、顎の関節に負担をかけてしまうことがあります。特に寝ている間に歯ぎしりをしていることが多いため、気づかないうちに歯に大きなダメージを与えることがあるのです。
【健康寿命を延ばすためにできること】
健康寿命を延ばすためには、日々の生活の中で歯のケアを怠らないことが重要です。以下の方法で歯の健康を守り、虫歯や歯周病を予防しましょう。
○正しい歯磨き
毎日の歯磨きは、虫歯や歯周病を予防する基本中の基本です。歯磨きは、少なくとも朝晩2回行い、食後にもできれば行うと良いです。また、歯磨き粉だけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯の隙間に詰まった汚れやプラークをしっかり取り除きましょう。
○食生活の見直し
食べ物にも歯の健康を保つための工夫が必要です。砂糖を含むお菓子やジュースは虫歯を引き起こす原因になりますが、歯に良いとされるカルシウムやビタミンD、ビタミンCを含む食品を積極的に摂取することが大切です。特に冬は乳製品や魚、緑黄色野菜を意識的に摂るようにしましょう。
○乾燥対策をする
冬は口内が乾燥しやすくなるので、加湿器を使って室内の湿度を保つことが大切です。また、こまめに水分を摂取し、唾液の分泌を促進することが予防につながります。口内の乾燥が気になる場合は、無糖のガムを噛むのも有効です。
○定期的な歯科検診
どんなに自宅で気をつけていても、歯のトラブルを完全に防ぐことは難しいものです。そのため、定期的に歯科でチェックを受けることが重要です。歯科医師によるプロフェッショナルなクリーニングや、早期の虫歯や歯周病の発見は、長期的に見て歯を守るために欠かせません。
○歯ぎしり対策
寝ている間に歯ぎしりをしていると感じる場合、歯科医でマウスピースを作ってもらうことを検討しましょう。これによって、歯の摩耗を防ぎ、顎の筋肉への負担を軽減できます。
いかがでしたか!?
人生100年時代を迎え、健康寿命を延ばすためには、歯の健康を守ることが不可欠です。虫歯や歯周病を予防するために、日々のケアをしっかり行い、冬の特有の歯の不調に対処するための予防策を講じることが重要です。歯は単なる「食べるための道具」ではなく、全身の健康を支える重要な役割を果たしています。今からでも遅くはありません。あなたの健康を守るために、今日からできることを始めてみましょう。