100年時代を生き抜くために歯科からできること 〜糖尿病〜
2024年06月13日
皆さん、こんにちは!
梅雨入り間近でしょうか?今週は暑い日が続きそうですね。
今日は先日に続き、100年時代を生き抜くために歯科からできること…今日は糖尿病です。
当院のInstagramにも先日アップされてますが、歯科で血糖値が下がる?
皆さんはどう思いますか?
答えは、YESです!
【歯科と糖尿病の関係】
歯周病と糖尿病の関係については以前から言われていますが、
⚫︎糖尿病があると歯周病が悪化しやすくなる
免疫力の低下、血流不良、唾液が少なくなるなど歯周組織に障害により起こります。
⚫︎歯周病があると血糖値を下げるホルモンのインスリンの効きが悪くなる
歯周病治療を行う事で糖尿病の指標となるヘモグロビンA1cの値が最大1%減少すると言う報告もあります。
【なぜ、歯周病治療で糖尿病が良くなるのか?】
歯周病は細菌感染症です。
バイオフィルムによって歯肉が炎症を起こして破れた血管から出血し、血管内に異物(毒素)が体内に侵入します。
体に毒素が入る事でインスリンの効きを悪くさせる炎症性物質を作り出してしまいます。
また元々、肥満の方は内臓脂肪が多いため既に慢性炎症を引き起こしているために注意が必要です。
排除するためには、歯周治療を行い炎症性物質
が血管内に侵入しない様にすることで、血糖値の改善する可能性が出てくるのです。
一般的には歯周治療を行うとHbA1cが0.4%減るとされ、糖尿病薬1錠分に匹敵すると言われています。
いかがでしたか?
現在、日本には糖尿病または糖尿病予備軍が約2000万人、6人に1人に相当されると言われています。
食事、適度な運動を気をつけないと40代後半では誰でもなる可能性があるとも言われています。ここに歯の健康が入る事でより糖尿病リスクを減らす事ができますので、皆さんも歯科検診を定期的に受け、健康で元気に100年時代に立ち向かいましょう!