歯を失うと転倒しやすくなるってホント!?
2024年08月9日
皆さん、こんにちは!
今日も暑いですね…先日、誰かが今年の夏は「沸東京(ふっとうきょう)」なんて言ってましたが、ホントその通り!だと思いました。
来週から当院も夏休みに入りますが、皆さんもお出掛けされる時、ご自宅で過ごされる時…熱中症にならない様に気をつけてお過ごしくださいね。
今日は、「歯を失うと転倒しやすくなる」についてです。
お口の中の状態が良くないと身体に様々な悪影響が出ると分かってきていますが、神奈川歯科大学の調査で65歳以上の方を対象とした追跡調査を3年行った結果で、歯が19本以下で義歯を使用してない人は、転倒のリスクが2・5倍高くなること、更に歯が19本以下でも義歯を入れることで転倒のリスクを約半分に抑えることができる可能性が示されました。
残念ながら、人は歳を重ねると皆弱って来ます。
そして弱る所も人それぞれです。ですが高齢者の約3/1が1年間に転倒を経験し、そのうちの6%が骨折すると言われ、その中でも大腿骨骨折は寝たきりの原因となると言われています。
また、一度転倒を経験されると、その恐怖から引きこもりが起こることもあるそうで、下脚を始めとした全身の筋力低下がより起きやすくなってしまうとされています。
では、なぜ歯を失なうと転倒しやすくなるのでしょうか?
それは、“奥歯の噛み合わせがなくなると、脚力やバランス機能が低下するから” です。
平成元年より始まった運動で有名な「8020運動」がありますが、これは80歳になっても20本上の歯を保とうと歯科から健康増進の啓発運動として始まりました。
厚生労働省が実施している歯科疾患実態調査で平成5年当時は8020運動が実現できている方は1割程度と言われてましたが、直近の調査では5割以上までに増えました。
歯が多く残せることはとても良いことですが、口腔機能が維持できる状態であるかが重要だと思います。
口腔機能の低下とは歯の喪失だけでなく、義歯の不具合や唾液分泌の低下、唇や舌の動きに支障が出て、全身の状態、フレイルに大きく関係していきます。
今は歯がなくても様々な加工食品があるので、全く食べれないと言う事はありません。
ですが、体のバランスが取れず転倒、骨折となれば日常生活に大きな支障が出てしまいます。
歯を失い、転倒しやすくなった、ちょっと心配な歯があって、将来が不安と感じたら…歯科へ受診し相談して頂けたらと思います。
★神奈川歯科大学 プレスリリース参照
★東京都健康長寿医療センター研究所 記事参照






